ハッピーダイアリー 西新井西教室

西新井西教室

みなさんこんにちは。学校や園の壁によく貼ってある壁面工作。何のために行っているのかご存じでしょうか?「そういうものだから」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

「何のために」は、その壁面工作の設定毎、もしくは担当者の思い等によってその都度変わってきます。ここでは全般的な役割や効果などについてお話させていただきます。

 

壁面で一般的に重視されるのは「季節感」です。春には桜、夏は海や山、秋は紅葉、冬は雪といったように、四季に合わせたものや、「こどもの日」など行事に合わせて壁面工作は作られます。これにより、工作を通してその季節や時期と事象や行事が結び付けられます。そして、子供たちが「日本」という「社会」の一員になる素地がつくられるのです!

 

もう少し詳しく解説しますと、例えば多くの方は桜をみると「春」や「出会い」、「別れ」を連想しますね。これは桜が春に花を咲かせるからですが、例えば、全米桜まつりが開催されるワシントンでは、日本と同じように3月に桜が咲きます。なので、ワシントンでも桜は「春」と結びつけることができます。ですが「出会い」や「別れ」はどうでしょう。みなさんご存じの通り、向こうの学校は9月始まりなので、「出会い」や「別れ」というものよりも、「日本」などの言葉の方が連想されるのではないでしょうか。行事などはより連想しやすいですね。ところで、こいのぼりを見て5月を連想できる国や地域は日本以外にいくつあるのでしょうか。また、余談になりますが、太田ステージで言いますとステージⅢ以降で初めて季節と物事を結び付けられるようになります。

 

話を戻しますと、「壁面工作」を通して「社会の一員」としての暗黙の了解のようなものをつくっているのです。「社会の一員」になるとどういう効果があるのかというお話はまた別の機会でお話しできればと思います。

それではまたお会いしましょう。さようなら~。